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これまでの研究手法では、癌組織中には癌細胞しか含まれないことを前提として解析するか、肉眼レベルで手術検体から癌組織と非癌部組織を分離して解析することしかできませんでした。このような解析精度の実験では、対象外の細胞由来の遺伝子が含まれるため解析結果にノイズが多く含まれるか、遺伝子発現のコントラストが低下することが予想されます。
ジェネティックラボのLCM受託では、病理医や臨床検査技師が組織・細胞像を確認しながら解析対象の細胞を単離できるため、クオリティーの高い解析が実現できます。具体的には1細胞の遺伝子発現解析や変異解析、少数の癌細胞のコピー数解析やメチル化解析なども可能になりつつあります(標本作製方法により精度・感度は異なります)。
マウスの膵臓、腎臓からLCMを用いて特定の細胞を単離・回収し、得られたRNAからTaqMan(R)プローブを用いたリアルタイムPCR法にて遺伝子発現解析を行いました。
適切な内部標準遺伝子で補正を行い、ΔΔCt法にて解析し、キャリブレーションサンプル(値を1とする)に対しての相対比を算出しました。
■凍結切片の組織像(膵臓)
RNA分解酵素が最も多い組織として知られている膵臓の凍結切片を作製し、クレシル紫染色を行いました。
■LCMによるランゲルハンス島の採取(膵臓)
LCMでランゲルハンス島およびランゲルハンス島以外の細胞を採取しました。
■ランゲルハンス島の遺伝子発現解析結果
LCMで採取した細胞を用いてインスリン、グルカゴン、ソマトスタチンの遺伝子発現を解析しました。
以上より、LCMにより膵臓のランゲルハンス島に特異的な遺伝子発現解析を実現することができました。また、RNase活性が最も高い臓器である膵臓でこのような結果が得られたことにより、当社の技術が確かなものであり、ヒト臨床検体やマウスなどを用いた糖尿病研究に直ちに応用可能であることを示しています。
LCMで腎小体、腎小体を除いた皮質および髄質の細胞を採取しました。(図1-3)

■図1 腎小体

■図2 腎小体を除いた皮質

■図3 髄質
LCMで採取した細胞を用いてGAPDH,ACTB,Megalin,Nephrinの遺伝子発現を解析しました。(図4)
■図4 腎臓の遺伝子発現解析結果
以上より、LCMにより腎臓の部位特異的な遺伝子発現を確認することができました。

当面はお客様のご要望をお聞かせいただきながら、当社の技術対応の体制を考慮に入れ解析内容、納期、価格等を決めさせていただいておりますので、詳細に関しましては下記までお問い合わせ下さい。
(株)GLab病理解析センター 先端医療開発部
TEL:011-644-7302
ご参考:PALM社ウェブサイト