「培養細胞株セルブロックアレイを用いたAQUA解析によるバイオマーカーXの発現解析」
Abstract
バイオマーカーXの発現量を様々な細胞株で評価しました。複数の培養細胞株からセルブロックアレイ (CBA) を作製し、バイオマーカーXとpanサイトケラチンに対する蛍光多重免疫染色 (IHC-F) を実施しました。染色スライド標本を、AQUAシステムを用いて自動で画像取得した後、蛍光シグナルをAQUA解析アルゴリズムを用いてスコア化しました。目視では発現量に差が無いと見えた細胞株であっても、AQUAスコアに差がありました。このように、AQUAスコアリングはタンパク質発現量を客観的に評価できることが明らかになりました。また、標本にセルブロックアレイを用いれば、複数のバイオマーカーのタンパク質発現量の評価を簡便に、また染色誤差を少なく実施できると考えられます。
Material & Method
・組織アレイヤーにてアレイ (CBA) 化した培養細胞株由来FFPEセルブロック
・IHC-Fに最適化 (抗体希釈濃度・抗原賦活化処理) された抗バイオマーカーX抗体、抗panCK抗体、核DNA染色剤 (DAPI)
・AQUA染色プロトコルに準じて蛍光多重染色
・PM-2000, AQUAsitionソフトウェアを用いて自動画像取得
・AQUAnalysisソフトウェアを用いて自動スコアリング
Results

図1 CBAに対する核染色(DAPI)
図2 CBAに対するバイオマーカーXに対する蛍光免疫染色
図3 バイオマーカーXの細胞株別AQUAスコア
Summary
・AQUAスコアリングを用いれば細胞ごとのタンパク質発現量を定量でき、客観的な評価ができます。
・CBA-AQUA解析を用いれば、新規バイオマーカー発現量の細胞株ごとのデータをハイスループットに取得できます。