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技術情報

AQUA解析

TMA-AQUA解析

「組織マイクロアレイを用いたAQUA解析によるHER2の発現解析」

Abstract

乳がんバイオマーカーとして知られるHER2の発現量を様々なホルマリン固定パラフィン包埋臨床組織で評価しました。複数の臨床検体から作製されたティシューマイクロアレイ (TMA) を導入し、HER2とpanサイトケラチンに対する蛍光多重免疫染色 (IHC-F) を実施しました。染色スライド標本を、AQUAシステムを用いて自動で画像取得した後、蛍光シグナルをAQUA解析アルゴリズムを用いてスコア化しました。組織や病態別ごとのAQUAスコアに差がありました。また、病理医の目視によるスコアリングと相関がみられました。このように、AQUAスコアリングはFFPEブロック由来臨床検体におけるタンパク質発現量を客観的に評価できることが明らかになりました。また、標本にTMAを用いることで、複数のバイオマーカーのタンパク質発現量の評価を簡便に、また染色誤差を少なく実施できると考えられます。

Material & Method

・組織アレイヤーにてアレイ (TMA) 化したFFPE臨床検体スライド

・IHC-Fに最適化 (抗体希釈濃度・抗原賦活化処理) された抗HER2抗体、抗panCK抗体、核DNA染色剤 (DAPI)

・AQUA染色プロトコルに準じて蛍光多重染色

・PM-2000, AQUAsitionソフトウェアを用いて自動画像取得

・AQUAnalysisソフトウェアを用いて自動スコアリング

Results

 TMA-AQUA DAB her2.png

TMA-AQUA IF her2.png

図1 TMAに対するHER2の免疫染色マクロ像(発色・蛍光)

TMA-AQUA her2 compartment.png

図2 AQUAアルゴリズムにより細胞質、核区画に分類された例

TMA-AQUA score her2.png

図3 HER2の組織別AQUAスコア

AQUAvsIHC.png

図4 AQUAスコアと目視によるスコアリングの比較

Summary

・AQUAスコアリングを用いれば、様々なパラフィン組織のタンパク質発現量を定量でき、客観的な評価ができます。

・TMA-AQUA解析を用いれば、新規バイオマーカー発現量の組織ごとのデータをハイスループットに取得できます。

 
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