これからの創薬には、探索研究から臨床試験まで効率的に進めるためにバイオマーカーの活用が極めて重要になると言われています。近年急速に医療現場で普及している抗体医薬を中心とした分子標的治療薬は、多くの場合、その効果を予測するバイオマーカーの利用が前提とされており、投与前にそれらのバイオマーカーを検査して、あらかじめ効果の高い患者を選択する「コンパニオン診断」が実臨床で広く行われています。
がん領域のコンパニオン診断には、腫瘍組織の病理標本上のタンパク質の発現を調べる免疫染色(Immunohistochemistry; IHC)や、遺伝子の増幅を調べるFISH法(蛍光in situ hybridization法)、そして標本から抽出したDNAの遺伝子変異解析などの検査技術が用いられています。すなわち、がん領域におけるバイオマーカーの探索や同定、その評価や診断薬としての実用化を効率的に進めるためには、組織病理解析技術やがん専門の病理医による確認が必須なのです。
ジェネティックラボでは、年間6万件の病理標本を作製する熟練した臨床検査技師の持つ職人的技術、常勤の経験豊かな病理専門医による診断、そして専門的 な技術が求められる免疫染色・FISH法による分子の可視化技術や定量評価技術、ばらつきの大きい臨床サンプルを用いた、臨床現場に密着した解析法のバリデーション経験など、これからの臨床試験で行われるバイオマーカー試験をトータルにサポートできる体制を整えています。
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