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子宮頸がんの検査

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子宮頸がん検査について

一般的に行われる、子宮頸がん検査は、婦人科医療機関を受診し、医師が採取した細胞で検査をします。
少なくとも2年に1度、定期的に子宮頸がん検診を受けていれば、子宮頸がんに進行する前に発見することができます。
検査方法は2つの方法があり、異常細胞の有無を調べる細胞診検査とHPVに感染していないかを調べるHPV検査があります。両方の検査をすれば異常発見率は、ほぼ100%まで上昇します。

 

子宮頸部細胞の採取風景

検査方法概要(細胞診検査・HPV検査)

 

子宮頸がん検診の重要性

①子宮頸がんワクチンについて

現在、子宮頸がんを治療する薬は存在しませんが、HPVの感染を防ぐ、HPVワクチンが有効とされています。しかし、現在のワクチンは、副反応が問題となり厚労省では積極的に推奨されていません。
したがって、子宮頸がん予防のためには定期的な検診がとても重要になってきます。子宮頸がん検診は、前がん病変、あるいはごく初期のがんの段階で発見することができれば、子宮を摘出することなく治療することが可能です。現時点では、医療機関で医師が行う定期検診を受けることが最善の方法といえます。

 

子宮頸がんワクチンと定期健診

 

②低迷する国内の子宮頸がん受診率

子宮頸がん検診の受診率は、欧米諸国の60~80%に対し、日本は先進国でありながら約30%台にとどまっています。
現在、各自治体より子宮頸がん検診が無料で受けられるクーポンが発行されているにもかかわらず、実際には6割以上の方が受診していないのです。

 

各国の子宮頸がん受診率

 

③子宮頸がん検診を受診しない理由

一般的におこなわれる子宮頸がん検診は、受診者が婦人科医療機関を受診し、医師が採取した細胞で検査をします。受診率低迷の多くの原因は、「時間がない」、「面倒」などの受診者の都合によるものが大きく、他には子宮頸がん検診に対する知識不足によるものと推測されます。また、子宮頸がん検診を受けたくても数ヶ月先まで予約が取れないなど施設側の受け入れ制限も原因の一つと考えられています。

 

未受診の女性が子宮頸がん検診を受診しない理由-上位10項目

④HPV検査の必要性

前述にもあるように、子宮頸がん検診で行う検査方法は「細胞診検査」が一般的ですが、腺がんなど、細胞も採取しにくい場所だと、がんに進展する可能性も高くなります。
そうならないためにも、HPV検査が必要になってきます。HPV検査は遺伝子検査ですので、細胞診検査よりも異常検出率は高く、両方の検査を実施すればほとんど見落としがなくなります。
実際、諸外国では、HPVに関する有用性に関して十分に研究されており、子宮頸がん検診にHPV検査を含む検診方法を推奨する国が増えています。またオランダ、カナダ等では、初回検査は細胞診検査ではなく、HPV検査を実施していることも注目すべき点です。

 

 

危険なHPVは2種類

危険なのは、HPV16型とHPV18型。

HPVには100種類以上の型が存在し、子宮頸がんの原因とされる「高リスク型」と、尖圭コンジローマ(外陰部にできるイボ)などの原因とされる「低リスク型」に分類されます。
その高リスク型HPVの中でも、HPV16型とHPV18型は、発がん性が強く、より早期に前がん病変に進展することが報告されています。また、子宮頸がんを発症した女性のうち、HPV16型または18型に感染していた女性は全年齢で約67%、20歳代では90%、30歳代では約76%の方に感染が認められたと報告されています。

 

高リスク型HPVの型別がん発症率(10年間)

 

子宮頸がんを発症した女性におけるHPV16 18型の検出率(年代別)

 

 

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