HPVタイピング

2022/2/17　掲載

マルチプレックスPCR法によるHPV（ヒトパピローマウイルス：Human Papillomavirus）の定性解析サービスをご提案いたします。同定可能なHPV型は「6, 11, 16, 18, 30, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 66」の16種類で、重複感染の場合も全ての型を同定いたします。

■サービスの特長

• 反応液中に100コピー以上のHPVゲノムDNAが存在すれば検出できることを確認しています
• 当社で開発したマルチプレックスPCR法（PapiPlexTM）を用いて、少量のサンプルで16種のHPV型を同定可能です

  ※参考文献

  Genotyping of Human Papillomaviruses by a Novel One-Step Typing Method with Multiplex PCR and Clinical Applications

  Morie Nishiwaki, Tomohiro Yamamoto, Somako Tone, Taichi Murai, Tatsuya Ohkawara, Takakuni Matsunami, Motoiki Koizumi, Yoshitake Takagi, Jun Yamaguchi, Nobuo Kondo, Jun Nishihira, Takeharu Horikawa, Takashi Yoshiki J Clin Microbiol. 2008 Apr;46(4):1161-8

■このようなお客様にお勧めします

• 子宮頸がん、頭頚部がんなど、HPV感染が関わるとされている疾患のご研究に
• FFPEサンプルからの解析依頼先がなくお困りの方に
• ハイリスク群判定後の個別のHPV型同定に

※ FFPEからの解析は検体の状態によっては偽陰性または判定不可となる可能性があります。

本サービス解析結果を用いてお客様がパブリッシュされた論文を紹介いたします

Vulvar neuroendocrine carcinoma that is independent of merkel cell polyomavirus and human papillomavirus suggests endometrial cancer recurrence: a case report

Tomoko Hirakawa, Mitsutake Yano, Haruto Nishida, Shimpei Sato, and Kaei Nasu. BMC Endocr Disord. 2022 Mar 29;22(1):81

■サービス基本仕様

■受け入れサンプル

• 組織（5mm角程度を数個、凍結）
• 擦過細胞（SurePathまたはThinPrepの細胞保存容器）
• FFPEブロック
• FFPE切片（10μmの切片4～5枚をスライドガラスに貼らずチューブに回収）
• DNA（20ng/μL以上、20μL以上）

　　※ 上記基準に満たない場合、その他サンプル性状の場合はお問い合わせください
　　※ サンプル準備～ご発送手順ページもご覧ください

■基本納品物

• 解析報告書
• データディスク(CD-R/DVD-R)

■報告書内容見本

■納期

10営業日～

■オプションサービス

• マクロダイセクション

■関連するアプリケーション

• HPV核酸検出（簡易ジェノタイプ判定）

■申込書/注意事項のダウンロード

申込書等ダウンロードサービスページをご利用ください。

■ご注文について

ご注文方法は、事前に試験仕様等のお打ち合せをさせていただいたうえで、ご案内させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。

以下の情報をご提供いただけると、お見積のご案内がスムーズです。（未定の項目があっても構いません）

＜ご提供いただきたい情報＞

1. ご希望のサービス名（例：HPVタイピング）
2. サンプル性状（組織、擦過細胞、FFPEブロック、FFPE切片、DNAなど）
3. サンプル数

※FFPE由来または受け入れサンプル基準に満たないサンプルの場合は併せてお問い合わせください。