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HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)

2014/12/17 更新

■検査概要

HPVの電子顕微鏡写真 子宮頸がんは、その99%以上がHPVの持続感染が原因となって発症するとされ、定期的な検診で早期に発見し、未然に防ぐことができるがんと考えられています。中でも、HPV16型および18型の持続感染は、前がん病変であるCIN3への進行速度がその他の高リスク型HPVに比べて早く、また、日本における子宮頸がんの約6割が16型および18型に起因していることからも、リスクが極めて高いタイプとされています。

 2012年3月に子宮頸がんの予防および早期発見に向けて、米国にて発表された米国がん協会(ACS)、米国コルポスコピー・子宮頸部病理学会(ASCCP)および米国臨床病理学会(ASCP)の3団体合同による新しいガイドラインでは、30歳から65歳の女性に対しては、細胞診に加えてHPV検査を併用することを推奨しており、その結果、細胞に異常が認められなくともHPVが陽性と判定された場合は、直ちに16型および18型の同定検査をおこなうことが認められています。

 本検査は、リアルタイムPCR法により、HPV16型および18型の同定と、その他12種類のハイリスク型HPVの一括検出を同時に実施可能な検査です。

 

■検査要領

検査項目
HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
測定試薬
コバス4800システムHPV(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社)
測定方法
リアルタイムPCR法
測定目的
16型、18型、その他ハイリスク型
所要日数
4~6日
保険診療区分
D-023-7
保険注釈
. HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)は、区分番号「D023」微生物核酸同定・定量検査の「7」HPV核酸検出の所定点数に準じて算定する。
. 当該検査は、本区分「7」のHPV核酸検出の施設基準を届け出ている保険医療機関のみ算定できる。
. 当該検査は、予め行われた細胞診の結果、ベセスダ分類上ASC-US(意義不明異型扁平上皮)と判定された患者に対して行った場合に限り算定できる。なお、細胞診と同時に実施した場合は算定できない。
. 当該検査をHPV核酸検出と併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。

■提出条件

検体
婦人科材料(子宮頸部細胞)
採取容器
HPV専用バイアル(BDシュアパスバイアルなど)
保存条件
室温1週間、冷蔵2週間

 

HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)の結果報告

 HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)報告書に、ハイリスク型として16型、18型をそれぞれ個別判定いたします、その他12種(31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,66,68型)についての型個別の判定報告はいたしません。個別にHPV型判定をご希望の場合は、関連項目の「HPVタイピング解析」で対応いたします。

●参考文献
三浦 俊昭,他 : 医学と薬学69(1),157~162,2013.

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