抗体名 |
臨床的意義 |
CLONE名 |
画像 |
bcl-6 |
正常リンパ組織において胚中心 B 細胞に反応し、腫瘍ではび慢性大細胞性 B 細胞性リンパ腫や濾胞性リンパ腫に陽性が認められます。 |
P1F6 |
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bcl-2 |
濾胞性リンパ腫を始め、多くのリンパ球増加性疾患で陽性となり、反応性のリンパ濾胞と濾胞性リンパ腫の腫瘍性リンパ濾胞との鑑別にも有用です。 |
124 |
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CD1a |
胸腺細胞、ランゲルハンス細胞や指状突起樹状細胞に反応し、胸腺腫の分類や T 細胞性腫瘍の悪性度、ランゲルハンス細胞由来組織球症の鑑別等に有用です。 |
MTB-1 |
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CD3 |
正常/腫瘍性 T 細胞を検出するための Pan T 細胞マーカーです。 |
Poly |
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CD4 |
胸腺髄質の細胞から正常の末血 T 細胞に発現しており、単球/組織球にも発現がみられます。免疫障害における T 細胞異常検出, リンパ腫の鑑別に有用です。 |
1F6 |
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CD5 |
CD5 は 95% 以上のヒト T 細胞表面に発現しており、胚中心細胞性 B リンパ腫や正常 B 細胞の一部にも CD5 が発現しています。 |
4C7 |
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CD8 |
CD8 抗原は、Suppressor/Cytotoxic T 細胞サブセットおよび一部の NK 細胞に存在し、正常胸腺細胞の大部分に発現します。 |
1A5 |
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CD10 |
CD10は、胚中心の活性化、増殖しているB細胞にも発現し、上皮系細胞の多くにも発現します。 |
56C6 |
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CD15(LeuM1) |
顆粒球、組織球、皮膚のランゲルハンス細胞や指状突起細網細胞、上皮細胞の多くで通常陽性になります。ホジキン病のReed-Sternberg細胞にも反応します。 |
C3D-1 |
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CD20(L26) |
L26は、骨髄の初期B細胞を含むすべてのB細胞と反応します。マントル層および胚中心のリンパ球が染色され、形質細胞は陰性です。 |
L26 |
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CD21 |
成熟Bリンパ球および濾胞樹状細胞と反応します。リンパ節および扁桃の二次リンパ濾胞の中心部を染色します。 |
2G9 |
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CD22 |
B前駆細胞の細胞質や成熟Bリンパ球の表面に発現します。マントル層のB細胞は強く、胚中心の細胞は弱く染色されます。 |
FPC1 |
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CD23 |
Bリンパ球、単球、および濾胞樹状細胞(FDC)に発現します。 |
1B12 |
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CD30 |
活性リンパ球由来で、Ki-1 リンパ腫と言われる大細胞性リンパ腫群を同定できます。Reed Sternberg 細胞およびホジキン 細胞の検出にも利用できます。 |
Ber-H2 |
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CD38 |
活性化したTおよびBリンパ球、NK細胞、単球、形質細胞および胸腺髄質細胞に発現しています。造血幹細胞の検策及び骨髄腫/形質細胞腫の鑑別に有用です。 |
SPC32 |
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CD45(LCA) |
ほぼ全ての白血球の表面に表現され、腫瘍細胞では、非ホジキンリンパ腫, T 細胞性白血病, B 細胞性白血病, 骨髄性白血病の腫瘍細胞に陽性となります。 |
2B11+PD7/26 |
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CD56 (NCAM) |
NK細胞、一部のT細胞、ニューロン、グリア細胞、シュワン細胞と反応します。腫瘍では肺小細胞がんをはじめとし、神経内分泌系腫瘍に陽性を示します。 |
1B6 |
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CD57 |
リンパ系組織のNK細胞と反応します。消化管の神経内分泌系細胞、膵臓のランゲルハンス島の一部が染色される場合があります。 |
NK-1 |
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CD79a |
Bリンパ球の分化段階全般にわたって存在し、分化初期から形質細胞期に至るBリンパ球と反応します。 |
JCB117 |
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CD138 |
形質細胞に発現が認められ、単層および重層上皮細胞・血管内皮細胞に発現が認められます。多発性骨髄腫などの形質細胞由来の腫瘍で高い陽性率を示します。 |
5F7 |
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ALK |
未分化型大細胞性リンパ腫と反応します。 |
Poly |
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Cyclin D1 |
mantle cell lymphoma では、かなりの頻度で過剰発現していますが、乳がんなどの悪性腫瘍においてしばしば過剰発現が起こります。 |
P2D11F11 |
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MUM1 |
悪性リンパ腫において幅広く発現しており、特にびまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫に強く発現しています。予後の予測に用いられる場合があります。 |
MUM1p |
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