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技術情報

病理標本デジタルイメージング解析

Ki-67スコアリング(MIB-1 index)

2014/11/27 更新

  当社では病理標本のデジタルイメージング解析によって、ホットスポット5ヶ所を選択し、下記のようなデータを得ることができます。
  この解析につきましてご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

【Ki-67画像解析のながれ】

  • 解析するエリアは、ホットスポット5ヶ所を任意で設定し、ソフトウェアアルゴリズムによって自動的に解析します(図1)
  • 1スポットあたり、約1,000~3,000の細胞数を解析するため、合計で5,000~15,000個もの細胞をカウントします
  • 陽性核(DAB-茶褐色)と陰性核(ヘマトキシリン-青藍色)を自動的に認識し、陽性細胞率を算出します(図2)
  • 専用の画像解析報告書にてご報告します(図3)
図1・解析画面
【図1】解析画面 拡大表示
図2・解析イメージ
【図2】解析イメージ 拡大表示
   
図3・画像解析報告書
【図3】画像解析報告書 拡大表示
 

【Ki-67とは】

  細胞が分裂しようとしている時に出てくるタンパク質であり、細胞の核に局在します。細胞の増殖の能力を示す物質と考えられており、悪性度の判定に用いられ ています。Ki-67の抗体で免疫染色を行うとがん細胞の核が黒褐色に染色されます。Ki-67の検索では500個~1000個のがん細胞での標識率 (陽性率)で評価します。ホルモンレセプター陽性の乳がんでは標識率が14%以上の方が予後不良であることが報告されています。

(参考文献 埼玉県立がんセンター 『乳がんの病理Q&A』)

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