2022.07.15 ジェネティックラボ・究めーる [vol.120 臨時号]
最新のバイオマーカー解析技術と病理専門医による組織病理学的解析を。
基礎・臨床研究から治療までサポートいたします。
ジェネティックラボ 究めーる [vol.120 臨時号] 2022.7.15(金)発行
https://www.gene-lab.com?mm120
いつも究めーるをご覧いただき誠にありがとうございます。
空間の特定領域においてターゲットの特徴を網羅的に評価することが可能な技術、「空間トランスクリプトーム」。
ジェネティックラボでは、この技術を利用した研究支援のため、現在、急ピッチでサービス導入準備を進めております。7月6日から8日の三日間、GeoMxシステムサービス導入にむけたトレーニングを実施しました。連日真夏日の、我々、北海道民には厳しい毎日でしたが、気温同様、熱気と活気にあふれるトレーニングとなりました。
今回の臨時号では、GeoMxシステムのトレーニング風景と「空間トランスクリプトーム」連載第二回をお届けします！
GeoMxシステムによる空間トランスクリプトーム解析
トレーニング風景はこちら！
https://www.gene-lab.com/knowledge/transcriptomics/?mm120
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≪ 空間トランスクリプトーム vol.2 ≫
さて、前回（連載1回目）では、空間トランスクリプトーム解析の意義と概要について大まかにご説明しました。今回はもう少しだけ詳しく技術のご紹介をしたいと思います。ひとくちに「空間トランスクリプトーム解析」といっても、研究目的・用途によってアプローチの方法が変わってきます。大別しますと、下記の2つの手法があります。
１．網羅型
組織切片全体を俯瞰できるよう等間隔に領域を選定し、切片全体のターゲット情報（遺伝子発現）を解析する手法です。10X Genomics社が「Visium」という商標でサービス化しています。専用のスライドガラスに病理切片を貼付し、スライドに一定の間隔でデザインされたスポット上の分子バーコードを回収後、mRNAの定量解析を行います。
２．局在型
マーカー抗体による多重蛍光免疫染色標本を画像処理でイメージ化し、それをもとに腫瘍や間質などの関心領域（resion of interest、ROI）を設定します。ROIごとに分子バーコードを回収後、mRNAやタンパク質、あるいはその両方の定量解析を行います。
NanoString社が「GeoMx」という商標でサービス化しています。
従前の解析手法であるlaser capture microdissection（LCM）を高精度に進化した技術になります。免疫染色で使用するマーカー抗体を試験目的に応じて選択することで、様々な病態の研究に対応することが可能です。似て非なる特徴をもつ両者ですが、研究の目的に応じて上手に使い分けを、ご検討されるのが良いのかと思います。ジェネティックラボでは２．局在型のGeoMxの導入に向け準備を進めています。サービス開始までもう少しお待ちください！！
GeoMxシステムによる空間トランスクリプトーム解析（随時更新中）
連載第一回もこちらからどうぞ！
https://www.gene-lab.com/knowledge/transcriptomics/?mm120
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今回の臨時号はいかがでしたか？
ジェネティックラボでは他にもさまざまなサービスを展開しています。各種オプションサービスもご用意しております。納期や料金など、どんなことでも以下のページからお気軽にお問い合わせください！
https://www.gene-lab.com/cgi-bin/form/form.php?mm120
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